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 著作権がなかったら?著作権がなかったらどうなるのでしょうか?無体財産を作った人を無視して、それを売り出す人だけが儲けてしまうそんなことにも
 なりかねません。さらに、著作権がなかったら、だれでも自由に、著作物をコピーすることができ、作曲家や作家は収入がなくなりプロの作曲家や作家は
 少なくなるでしょう。すると、文化の発展も滞ってしまうことが予想されます。著作権について、少し研究してみましょう!

 
<はじめに>     <著作権(知的財産権)とは>    <著作者人格権>           <著作者の権利> 
  <引用と参照>   <著作権関係には>          <情報化社会における注意点>   <よくある!あなたは著作権の侵害をしていない?>



 <はじめに>
 
  人が所有している財産には、金銭や宝石、建物や土地などのような物品だけではなく、
  音楽や文章、写真、絵画、アイデアなどのカタチのない財産もたくさんあります。
  このカタチのない財産を 『 無体財産 』 といいます。


  著作物とは ・・・ 文化、学術、美術、音楽などの分野で人間の思想や感情を創作的に表現したもの
   
               例えば) 音楽 絵画 文章 写真 コンピュータのプログラム 
                     映画 演劇 製品の作り方 アイデア etc.


  著作者とは ・・・ 著作物を創造した人




 <著作権(知的財産権)とは・・・>
  
  知的財産権 ・・・ 自分が作った無体財産について法律上保護される権利
               知的活動によるカタチを持たない財産(無体財産)にかかわる権利

    産業財産権 ・・・ 知的財産権のうち産業に関するもの

    著作権    ・・・ 知的財産権のうち文化・芸術に関するもの
                 文化的な創造物において創造者を保護するための権利
                 譲渡・相続することができる 


  ☆ 著作権の権利の発生
   
      著作者が著作物を創作した時点自動的に権利が発生する

       例えば) あなたの書いた文章 あなたの作ったWebページ 学校で描いた絵 幼児が描いた絵 など
              子供から大人まで、その人が作った著作物には創作した時点で自動的に著作権が発生します。


  ☆ 著作権の権利の消滅

      著作権は著作者の死後50年をもって消滅し、その後は誰でも自由にその著作物を利用することができる

      ※ ただし、この死後50年とは、全ての著作物に該当するわけではありません。
         著作物のあり方等によっても異なるので注意しましょう。


  ☆ 著作物であっても著作権がないもの

司法や行政が公表しているもの 法律の条文や判決文など
位置や秩序などを表すもの 住所や円周率、ホームページのURLなど
著作物の題号 本や映画のタイトル(内容による)など

       例えば) 著作物の題号の例では、同じタイトルの歌を知りませんか?
              たとえば、「さくら」など、同じタイトルで違う歌はたくさんあります。
              これは、歌のタイトルは著作物であっても著作権が発生しないものに該当しているので、
              著作権の侵害にはなりません。




 <著作者人格権>

   著作者人格権とは ・・・ 著作者だけが持っている権利であり、譲渡・相続することができない権利
                    著作者の死亡によって消滅する。


   ☆ 著作者人格権には次の3つの権利が含まれています。


公表権 自分で作品を公表するかしないかを決めることができる
氏名表示権 名前を表示するかしないかを決めることができる
同一性保持権 自分の著作物の内容を他人が勝手に変更することはできない




 <著作者の権利>
  
   著作者の権利には、 『 著作者人格権 』 と 『 著作権 』 の2つがあります。

   



 <引用と参照>

   引用 ・・・ 他人の著作物のある部分を自分の著作物の一部に含める行為
          (一定の規定を満たせば、著作者の許諾なしに行うことができる)

   参照 ・・・ 他人の著作物の名前や特定の箇所を示す行為
          (著作者の許諾なしに行うことができる)




 <著作権関係には・・・>

   紹介していない権利がまだまだたくさんあります。
 
   例えば) 著作隣接権 や 二次的著作物 特許権 などなど
         その他にも、産業財産権や知的財産権に含まれる様々な権利があります。
         
         詳しくはリンク集にてご確認を!!! ⇒  





 <情報化社会における注意点>

  ☆ 著作物の私的使用

     情報のデジタル化が進み、簡単に複製を行うことができるようになりました。
     著作権によって、多くの複製が禁止されていますが、『 私的使用 』における複製であれば許可されていることもあります。

     私的使用とは・・・一般には家庭内での利用であり、商用以外の目的で利用するということ。

     例えば) 市販されている音楽CDのコピー
              私的使用であればコピーしてもよい。これは、自分自身、音楽を楽しむために音楽CDを複製したり、
              テープ等に録りなおすなどの行為は著作権の侵害にはなりません。
            
              ただし! 複製したCDやMDを友達に譲渡・売買・レンタルするなどの行為は当然著作権の侵害にあたります。



           CDのバックアップ
             CDの破損に備えて、バックアップをとることは著作権の侵害にはなりません。
             パソコンのソフトウェアのCDなど、数万円するものもあり破損に備えてバックアップCDを作っておく人も
             多いでしょう!

             ただし! バックアップ CDの譲渡や売買・レンタルするなどの行為は禁止されています。
             また、プログラムに関しては、ライセンスが存在し、私的使用だからといって数台にインストールしたり、
             家族のパソコンにインストールすることを禁止しているものもありますので注意しましょう!

              上記に関して著作権を侵害すると、複製したCDは海賊版になりかねません。注意しましょう!



           ビデオの録画
             テレビ番組を録画するということは、私的使用の範囲で個人や家族で鑑賞するのであれば問題ありません。

             ただし! 番組を録画したビデオテープを知人に貸したり、知人と鑑賞するということは避けましょう。
                    多くの場合、著作権を侵害している可能性が高いです。
                    また、譲渡・売買・貸し出しは著作権の侵害になります。

              無償の譲渡・レンタルも著作権を侵害している可能性が高いので避けましょう!
 

     注意事項!) 私的使用を目的とした複製でも、デジタル方式で(デジタルメディアに(MD,CD−R,CD−RW,DVD−RW,
             
DVD−RAMなどに))複製する場合には保証金を支払う必要があります。
私的録音録画補償金
 


  ☆ 私的録音録画補償金制度

     デジタル方式で(デジタル媒体への)複製する場合は、一定の割合で補償金を徴収して著作権者への還元を図る制度です。

     私的使用において、CDやテレビ番組の録画などは著作権でも認められていますが、
     デジタル方式の(デジタルメディアへの)複製においては、補償金を支払う対象となります。

        デジタルメディア : MD,CD−R,CD−RW,DVD−R,DVD−RW, DVD−RAMなど

     デジタルメディアを利用できる機器の価格には、著作権者に支払われる一定の補償金が含まれています。
     また、デジタルメディアの価格にも著作権者に支払われる補償金が含まれています。
     よって、複製する媒体を購入することで、自動的に補償金を支払っていることになります。


     デジタルメディアに他人の著作物を記録しない場合も補償金を支払う?
      購入した時点で自動的に支払っています。しかし、自分の著作物を保存するためにデジタルメディアを利用する人も
      多いはずです。この場合は、補償金の返還を請求することができます。

     コラム) 私的録音録画補償金制度だけでは、著作権者の権利を守るのに不十分であることに違いありません。
           今後、法改正などによって、私的使用の場合であっても著作権の許諾が必要になる可能性もあります。


  ☆ デジタルデータの複製
   
     パソコンが普及し、デジタルデータの複製は容易なことです。しかし、著作権のことを忘れてはなりません!

    例えば) 
      Q.市販されている音楽CDはコピーしてもよい
      Q.テレビ番組の録画は?
      Q.画像の複製

        A.私的使用の範囲であれば可能ですが、それ以外の目的では複製することは許されていません。
         

      Q.CDのバックアップ

        A.CDの破損に備えてバックアップをとることは著作権の侵害ににはなりません。
          ただし、プログラムの著作権に関しては、ライセンスの関係があります。通常、プログラム(ソフトウェア)のライセンスでは、
          家族内であっても、複数のパソコンにインストールすることを禁じており、パソコン1台に1つのライセンスが必要な場合が
          ほとんどです。バックアップは可能ですが、私的使用のための複製については制限があるので気をつけましょう!


      Q.ホームページの内容をそのまま複製してもよい?

        A.私的使用の範囲であれば可能ですが、それ以外の目的では複製することは許されていません。
          ただし、私的使用の意味を間違えないようにしましょう!自分のホームページに複製したものをアップして公開する
          というような行為は私的使用の範囲には入りません。著作権の侵害になります。




 <よくある!あなたは著作権の侵害をしていない?>

   ・ 芸術として認められないような下手な絵には著作権は生じない?
      著作権は発生しています!幼児や子供が学校で描いた絵にも著作権はあります。
      また、その絵に本人の許可なく手を加える(変更する)ことは著作者人格権の侵害になるので気をつけましょう!


   ・ 法律の条文を許可なく書籍に載せたりWebページに掲載することは可能?
      法律は 『 著作物であっても著作権が発生しないもの 』 に該当します。なので、掲載することは可能です。


   ・ 作詞者の許可なく、詩をアレンジして歌を歌うことは?
     また、作曲者に断りなく、曲をアレンジしたり、その曲に歌をつけて歌うことは?
      著作権の侵害になります。アレンジは、著作者人格権の同一性保持権に該当します。
      ただし、著作権が消滅している場合は、可能となる場合もあります。場合の条件によっても異なりますので、このような行為を
      行う場合は、著作権の有無をしっかり確認しなくてはなりません。


   ・ 視覚障害者のため著作物を音声化したり、点字文章にするには著作権の許諾が必要?
      著作者の許諾なくに音声化または点字にすることができます。


   ・ Webページに写真を載せるために、友人から譲り受けた写真を加工した
      これは、著作権の侵害です。撮影した映像や画像(写真)にも著作権が存在します。
      Webページや新聞などに掲載する許可を取っていたとしても、加工の許可をとらなければ、勝手に内容を
      変えることは、著作者人格権の同一性保持権の侵害になります。


   ・ 友人が都合で見れないテレビ番組を録画し、その友人にダビングしてあげた。
      これは、著作権の侵害です。家庭用録画機は、あくまでも私的使用を目的とした機器です。
      私的使用の範囲をこえる利用は許されていません。
      

   ・ Webページは著作物?
       Webページも著作物といえるでしょう。特に、文章や画像など多くの著作物を含んでいるケースが多く、また、デジタルデータ
       であるため、複製も容易です。他人のWebページの内容を利用する際は引用や参照の範囲にとどめて、著作権の侵害を
       しないように十分に注意しましょう。また、著作物を利用する際は、著作権者の許諾を得ましょう。


   ・ Webページに無断でリンクをはりたい。
       URLは「著作物であっても著作物でないもの」に該当するので、リンクを張ることは著作権の侵害になりません。
       しかし、「リンクを張る際はご連絡ください」など利用許可を申し立てている場合は、許諾をとることがマナーではないでしょうか。


   ・ 電子メールの文章を使いたい。
       電子メールも著作物(「思想などを創作的に表現しているもの」)に該当する内容であれば、著作権が発生しています。
       メールも著作物である可能性は非常に高いので、勝手な利用をすることはできないと考えたほうがよいでしょう。
       特に、メールの内容をそのまま他人に転送する時は、メール作成者に許可を取ってから行いましょう。


   ・ Webページ上のブログや掲示板の書き込みは著作物?
       これも、電子メール同様の考え方が適用されるでしょう。